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化粧品容器の表示範囲に収めるための事前準備方法とコツ

【 化粧品容器の表示範囲に収めるための事前準備方法とコツ】
おはようございます。創業65年基礎化粧品一筋のローザ特殊化粧料(rosa603special)は、東京都東久留米市で一貫製造しています。私、責任技術者の角屋由華でございます。2023年8月8日、昨日の続きです。責任表示が容器を最終決定してから、意外にも表示すべきボリュームが多すぎて印刷範囲に収まらない、このようなことにならないための事前準備がありますのでご紹介します。

●表示内容を事前に入手する
表示で多くのスペースを占めるのが「全成分」と「注意表示」です。処方が決定したら、できる限り早くメーカーに表示すべき内容のテキスト原稿をもらいましょう。化粧品の表示は、要素によって必要な文字のサイズが決められていますので、そのルールも一緒にメーカーから情報をもらうといいでしょう。

●実際に仮レイアウトしてみる
もらった原稿で印刷範囲図面に「仮レイアウト」してみます。この時点の原稿はあくまで「仮」ですので、くれぐれも最終決定版と混同しないように、版下データには文字を赤色にするなどの工夫をしてください。(←ココ大事です!)

●スペースに収まらない場合
実際にレイアウトしてみて、もし印刷範囲に収まらない場合はメーカーに相談し、減らせる要素がないか聞いてみましょう。スペースの関係でどうしても表示が無理な場合は省略できる要素がある場合があります。また、容器の印刷も年々レベルが上がっていますので、これまで実現できなかった小さなサイズの文字でも印刷できるようになっているかもしれません。文字の限界サイズを確認してレイアウトしてみます。

●それでもスペースに収まらないときは
限界まで原稿を減らしても印刷範囲に収まらないときは、表示の一部を添付文書に記載することも可能ですが、必ず製品と一緒に消費者に提供する必要があるため流通によっては推奨されません。容器の変更をするべきかもしれませんので、メーカーに相談してみてください。

いかがでしょうか?
化粧品の容器に丸ストレート型やオーバル型が多いのもうなずけますね。特殊な形状の容器にこだわりたいときは、処方検討の段階から、訴求成分の種類を控えるなど事前にバランスをとりながら進行すると、よりスムーズに製品化が進みます。

▲化粧品容器の表示範囲に収めるための事前準備方法とコツ

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